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古いピアノに遠藤郁子さんの魂が入る瞬間を見た
少しさかのぼりますが、4月22日、札幌中島公園の「豊平館」という、
1880年建立で明治天皇もお迎えしたほどの歴史を刻んだ重要文化財に足を運びました。

世界的なショパン演奏家である遠藤郁子さんの演奏を目の前で聴けるということで、
身が引き締まる思いで、歴史ある会場へ入りました。

遠藤郁子さんと言えば、ショパン国際コンクールで審査員を務めたことでもご存知の方も多いかと思います。

豊平館に昔から置かれている何の変哲もない歴史を感じるピアノ、
遠藤さんの両手がその古い鍵盤を滑り出した瞬間、私は驚きました。

20060610102522.jpg


ショパンやラフマニノフの小曲を数曲・・・

骨董品のような古いピアノではあっても、この域に達する演奏家の手にかかると、こんなに変貌するものかと。
それはあたかも魂が吹き込まれて、生き返った瞬間を見たような気がしました。
それは完璧なホールで、完璧な状態のピアノからは得られない感動。


遠藤郁子さんはピアニストとしては危機的な乳がんの手術を受け、
そして死の淵をさまよった、まさに「地獄」を見てこられた人。
だからその強くて優しい魂から発せられる表現は人の心を動かすことが出来るのでしょう。

http://www.asahi-net.or.jp/~uu3s-situ/00/endou.html


この日、私を含めてこのアンティークな雰囲気の空間に訪れた人たちは、
この年老いて丸みを帯びた楽器を通して、
遠藤さんの魂が「音」という姿になって解き放たれた瞬間に立ち会えた感動を味わえたのではないでしょうか。


私も高校生くらいからベートーヴェンのピアノソナタやショパンのノクターンなどを深夜の定番にしていたなあ・・・
・・・その頃の血がまた身体中を流れ出した気がしました。
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コメント
この記事へのコメント
遠藤郁子さん,久し振りのお姿拝見いたしました。
豊平館でのピアノはきっと素晴らしいものだった事でしょうね。
私もショパンは好きですよ。♪
2006/06/13(火) 20:35:14 | URL | Mai #-[ 編集]
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