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最終日はドラマが起きやすい? 10月1日(土)、旅の15日目
 さあ、いよいよラストである。もう帰れるとなると少しは元気がでる。
Lake Kluaneは日中好天に恵まれ、その美しさにあらためてため息が出る。このまま夜も晴れてくれたら・・・

20051007134646.jpg

 ・・・しかし、例によって日が沈んでから曇ってきた。そんな気がしていたので、今さらいじけたりはしない。最後のカレーには残りのスパイスを全部放り込んだので身も心も燃えている。おまけに残った使い捨てカイロ10個以上も体に張り付いている。外はマイナス5度程度まで冷えているが、テンションは高くなっている。荷物を徐々に片づけながらチラチラと空を仰ぐ。その場所ははWhitehorseの空港まで250km離れた位置である。フライトは朝でチェックインは6時。私の場合、撮影機材などあり、荷物をまとめるのに1時間はかかる。「3時まで撮影出来るな」といつものように無謀な計算をした。

 日付が変わる頃、晴れ間が広がり、ようやく空が見えてきた。動かないが北東の空がぼんやり明るい。一応オーロラのようだ。絵になりにくいが工夫を凝らして撮影してみる。100本以上用意したフィルムはほとんど使っていないままだ。何でもいいから「撮影済み」にしたい心境だった。普段は星景写真家の意地でオーロラがない時でも、星と景色があればいろいろ撮影はするものだが、今回はそれもほとんどない。

Cloudy.jpg


 いよいよ残り2時間ほどになった頃から、かなり弱々しいがオーロラが動き出してきた。オーロラが穏やかなときは苦労しながらも落ち着いて構図をじっくり考えながら撮れるものだ。そんな感じで、リミットの3時まで精いっぱいやった。結局、この撮影場所を選んだ時に頭の中で描いたような絵は撮れなかったが、なんとか世に出せる写真が1枚撮れたような気がする。

 ・・・一気に撤収して空港目指して爆走する。時速100kmでは間に合わない計算をしていた。・・・シカが容赦なく飛び出してくるのでかなり神経を使う。私は過去に北海道・大雪山で、エゾシカ(角が立派な雄鹿)と正面衝突した経験が脳裏から離れない。このように夜間の運転時に突然シカと目が合うと、いつも頭の中でエアバックが爆発し、火薬の匂いまでよみがえる・・・

 ところが運転の邪魔をするのはシカどころの騒ぎではない。2週間の間、私の前では無愛想だったオーロラがなんと今ころになって「うわ~すごい!」ことになっている。このシチュエーションでなんとなく「そんな予感」はしていたが、予感的中!どういう訳か「もう出なくていい!」と言うときに出てくるのだ。それも決まって道中で見られなかったような見事なものが出る。この時も旅の中では決してみられなかったパフォーマンスである。「もうやめてくれ!」幸か不幸か、進行方向にずっとその「意地悪な女神さん」が踊っている。空港に到着してもまだやっている!・・・あ~時間があれば飛行機とオーロラで絵になるなと、悔しい思いをしながら、荷造りを急いだ。車を飛び出すと、なんとタイヤからシューと音を立てて空気が抜けている。何故空港の駐車場でパンクしたのか全く理解できないが、これが道中なら大変なことになっていた。

 チェックインを無事通過(重量オーバーによる超過料金なし)、セキュリティーも無事通過して、やれやれと荷物を整理していると、なんと撮影済みのフィルムの一部をエックス線の検査機に通してしまった!あ~、激辛スパイスで高めていた集中力も、ここにきて効果尽きてしてしまったか・・・・・やれやれ、もうじきやっと普通の生活が出来る。

 11時間の長旅の末、中部国際空港(名古屋)に到着、なんと1時間半も遅れてしまった。乗り継ぎ予定の札幌便にはもう間に合わない・・・おまけにカメラ・レンズをどっさり入れたスーツケースが出てこなかった。いつか家に届けばいいや・・・
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コメント
この記事へのコメント
おつかれさまでした~
中垣さん、お疲れ様でした。
本当に大変でしたね。とにかくご無事でご帰還、めでたいです。
ゆっくり(というわけにもいかないのかもしれませんが)体を休めて、疲れをとって、次への英気をやしなってくださいね。
2005/10/07(金) 00:07:38 | URL | えん #-[ 編集]
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