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さあ、ラスト。チャンスはあと一晩。  9月16日(土) アラスカTok → カナダ国境 → Lake Kluane → Whitehorse Airport 14日目
目が覚めるとまた運転席にいた。変な体勢で寝てしまったので体が痛くて、疲れが取れない。
というか、余計に疲れる感じである。

帰りのフライトまであと24時間を切ってしまった。
なにかトラブルがあると間に合わなくなってしまうので、先を急ぐことにする。

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この旅で毎朝のように美しい朝焼けを見ることができたが、最終日も恵まれた。
もう一日がんばろうと言う気持ちになる。

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しかしカナダに入ってからは天気が悪くなってきた。

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冬の足音が聞こえている。観光シーズンはそろそろ終わりである。

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日中、水の近くではまだ蚊の大群が攻めてくる。パスタをゆでて、車の中に逃げ込み食事をする。

2週間にわたる苦労(トラブル)に満ちた自炊生活ももう終わりである。

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                  針葉樹と広葉樹のミックス


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            ビーバーダムを発見!ビーバーを探してみようか・・・

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        ビーバーダムの脇に進もうとしたが、そこに続く道は獣道のよう。
        写真では確認できないが、熊の足跡がいっぱいついていた。

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               優雅に泳ぐビーバー発見!

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泳ぎながら小枝をくわえて運んで来る。つがいで同じ仕事を何度も繰り返しているのだ。
人間より勤勉である。しかも良い仕事をしている。

見えないところであの強力な前歯で枝を切っているのだろう。そのシーンも見てみたかった。


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しばしビーバー撮影に没頭してしまい、気がつけばすっかり薄暗くなってきた。
先を急ごうと進み出した瞬間、母子のヘラジカに会う。


日も落ちてすっかり暗くなってきた。最終日の撮影場所まではまだ遠い。

またしてもピンチである!

早朝までに空港に戻らなくてはならないが、どこかで燃料を補給しなくては完全にアウトである。

ビーバーですっかり時間を費やし、21時ころになっていた。
この時間で開いている可能性があるスタンドはLake Kluane のほとりにあるDestraction Bayという小さな部落のスタンドの一ヶ所だけである。

もし開いていなかったら帰りの飛行機には乗れないだろう・・・

祈るような気持ちでスタンドに向かう。


明かりがついている!!「助かった~!」

それにしても、どうしてこうも最後までピンチが襲ってくるのか。


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       ふたたびLake Kluaneに戻ってきた。あのグリズリーと遭遇した場所である。
       雲が多かったが、星も見えてきた。


「最終日は決まっていつも一波乱あるんだよなあ」

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       固定撮影でもこんなに天の川が写る!すばらしい星空だが、今日で見納めとなる。

定位置の「北東の空」が明るくなってきた。
相変わらず風が強く、三脚を手で押さえながら撮影。カメラが空を飛んだ場所であった。

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最後の力を振り絞ってがんばろう。

Whitehorse空港まで200km、フライトは早朝7時少し前である。
この場所にいられる時間を逆算する。私の場合、荷物をまとめるにもかなり時間を要する。
2時になったら撤収し空港に向かうことにしよう。

雲も多かったが、オーロラはやがてそれなりの展開を見せた。
しかし、力弱くやがて星空に吸い込まれていった。

・・・

運転席で目が覚めた!

しまった!一瞬で我に返る。なんと2時である。撤収の時間であった。が、空の雰囲気が変である。
空全体に分解ばらばらになったようなオーロラが分散している。

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車から飛び出し撮影を開始する。
明らかに「何か」あった余韻みたいなものを感じた。

「う~ん、うとうとしている間に何かあったかもしれない・・・」

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          空全体に間延びしたオーロラが漂っていた。


このような場合は明けるまでチャンスが来ることが多いが、もう空港に向かわなくてはならない。
後ろ髪を引かれる思いで機材を車に放り込んだ。

またしてもオーロラが激しく舞う中で、私は穏やかではない心境で空港まで爆走(ここだけの話)である。

道中、エルクという大きなシカの群れが飛び出すことも多く(深夜の爆走には)危険な道である。


「案の定」オーロラは激しさを増してきた。運転していても視野にしっかりと主張している。
それにしても昨年と全く同じ展開となってしまった。

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こらえ切れずに車を停め、撮影をする。


東の空が明るくなるころ無事Whitehorse空港の駐車場にに到着。
皮肉にも車から降りた瞬間、今回の旅で最大の見せ場が頭上で起こった。
ぼう然と天を仰ぐ。

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車から荷物を地面に下ろし荷物をまとめようとしたが、心中穏やかではない。
とうとう耐えきれず、時間の余裕はまったくない中、再び撮影を開始する。

チェックインもセキュリティーゲートを潜るのも、ぎりぎりになってしまったことは言うまでもない。

悔しい思いをしたがこれでやっと日本に帰れる。


今回の取材の収穫の出来は「中の下」。大物は無し。
ただし、グリズリーとの遭遇やその他いろんなトラブルがあったが、まあ無事に帰れることに感謝。

そして何よりも私が撮った写真を期待してくれる人たちに少ないながらお土産ができたのだ。
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